歪んだ心理空間における精神的被害

モラハラ、DV、ストーカー、セクハラ、性犯罪等における加害者心理と被害者心理

事実の歪曲の仕方

このところ疲れていて記事を更新できなかったのですが、プロレスラーの木村花さんがSNS上の誹謗中傷を苦に自殺されたとのことで、ずいぶん話題になっていました。

あの「テラハ」という番組も、悪質だったと感じます。当然、要求される役回りや筋立てがあるのだろうとは推測されますが、映像の部分を切り貼りして、恣意的な編集をされ、出演者は作り上げられた役割を担わされている、という話(ずいぶん不本意な思いをしたという、過去の出演者からの間接的な話)をネット上で見かけました。

 

ただ、これはあのような番組でなくても、マスコミは日常茶飯事に行っていることです。しかし、あの番組の場合は「リアリティー番組」ということで、視聴者は事実そのものだという視点しかもたないかもしれません。

つまり、作り上げられた悪いイメージを「リアリティー」として放送され、本人がその責任を引き受けさせられて、不特定多数の人々からの誹謗中傷を受けてしまうのです。

 

しかし、事実を切り貼りして編集するというやり方は、比較的悪質なモラハラ・DVの人たちのやり方にそっくりだと思われませんか? マスコミが、モラハラ・DVの人たちのやり方を真似たのか、それともマスコミで出世する人たちがモラハラ・DV体質なのか・・・後者でしょうかね? モラハラ・DVの人たちは、ほとんど本能でやっていますから・・・。

 

彼等はとにかく、事実を恣意的に切り貼りします。被害者としては、そこに「事実」がはめ込まれてしまっているので、その事実の説明責任を背負わされます。つまり、その時点で劣勢に立たされ、釈明したところでグレーゾーンの話に持ち込まれます。そして、そんな悪質な攻撃をしてくる方が悪いという話にまではならず、被害者が怪しいか怪しくないか、という結論を出すのに紛糾するだけで、大概は何となくスッキリしない結果に終わるのです。攻撃者が成功すれば、完全に被害者が悪いという話になります。

 

被害者としては、泥沼に引きずり込まれる感覚なのです・・・。