歪んだ心理空間における精神的被害

モラハラ、DV、ストーカー、セクハラ、性犯罪等における加害者心理と被害者心理

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

自己愛性人格障害者は病院に行かず、被害者が病院に行く

潜在型の自己愛性人格障害の特徴 自己愛性人格障害はそれなりに上手く生きている したがって自ら治療を受けない(治療を受けに来るのは、被害者のほう) 潜在型の自己愛性人格障害の特徴 クーパーとロニングスタムは、潜在型の自己愛性人格障害について次の…

自己愛性人格障害における「顕在型」と「潜在型」

日本人の自己愛性人格障害者に多いとされるのは、いわゆる「潜在型」なので、「顕在型」との違いについてまとめておきます。 下は、アメリカ精神医学会、DSM-IV精神疾患の診断・統計マニュアルにおける自己愛性パーソナリティ障害の診断基準です。 DSM-IV-TR…

被害者を狂気にすら追い込む、モラハラ加害者の<変質的なやり方>

あまり、ここまでのことになっている方はいらっしゃらないと思いますが、もともとこのブログは、特にひどい精神的被害を受けている方たちのために、状況を理解し、そこから抜け出す手がかりにして頂ければと思って作ったブログです。 典型的なモラル・ハラス…

モラル・ハラスメントの加害者の<変質性>

前回、書き忘れてしまいましたが、DV的な被害に比べてモラル・ハラスメントは陰湿で分かり難く、被害者は被害として訴えにくいと思いますが、人格的に辱めて傷つける<意地悪>のようなものはモラル・ハラスメントに当たります。配偶者からのこの種の被害で…

DVの「心理的攻撃」とモラル・ハラスメントの違い

DVの「心理的攻撃」がモラハラと同じかというと、少なくとも、「モラル・ハラスメント」の提唱者であるイルゴイエンヌの描写や説明によると、多少違っていると言えそうです。あえて大雑把にいえば、DVの場合、<加害者が感情をあらわにして怒鳴る>というも…

性的被害と「男尊女卑」

被害にはジャンルというものがあって、「セクハラ」、「DV」、「レイプ」、「性虐待」、「ストーカー」、「痴漢」、「モラハラ」、「パワハラ」、「いじめ」などありますが、程度や質の悪さなどは、ケースによって違います。そのため、名前としては同じジャ…

変質者の卑怯なやり方に、被害者は心理的に追い詰められる

矢川冬『もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて』 もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて 作者: 矢川冬 出版社/メーカー: NextPublishing Authors Press 発売日: 2018/06/25 メディア: オンデマンド (ペーパーバック) この商品を含むブログ…

ドメスティック・バイオレンス(DV)

ドメスティック・バイオレンスについての概要(内閣府男女共同参画局による) www.gender.go.jp 身体的なもの 殴ったり蹴ったりするなど、直接何らかの有形力を行使するもの。 刑法第204条の傷害や第208条の暴行に該当する違法な行為であり、たとえそれが配…

職場におけるモラル・ハラスメント(パワハラとちょっと違います)

イルゴイエンヌの著書から、職場におけるモラル・ハラスメントの特徴をまとめておきます。 モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする 作者: マリー=フランスイルゴイエンヌ,高野優 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2003/02/08 メディア: 単行本 購…

モンスター妻

下の記事にあるような、モンスター妻の話をときどき耳にします。 toyokeizai.net 被害者は、ただ普通に結婚生活を全うし、可愛い子供を大事に育てようとしているだけなのです。ところが、まるで子供を人質に取られているかのようになってしまいます。加害者…